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妊娠中の電車通勤で気をつけること8つ! 都心通勤を妊娠9ヶ月まで2回乗り切った軌跡

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今日からわたくし、ようやく産休に入りました。

第一子のときも、第二子のときも、有給休暇を使わず法定上の産休取得でしたので、妊娠9か月ちょっと(33週)からのお休みとなります。

 

お腹周り、すでに100cmを超えております。足元、見えません。

こんな見た目でも、都心の通勤ラッシュというのは、通常誰一人として席を譲ってくれないものです。

 

誰もほめてくれないから、自分で自分をほめるしかありません。お腹の赤ちゃんを守りながらの通勤、本当に良くやり遂げた! と…。

 

というわけで、ある意味「仕事そのものよりも通勤が一番大変だった」という実感のある私が、

都心までの1時間強の電車通勤を振り返って、気を付けたほうがいいことを記録しておきたいと思います。

 

同じような経験をするであろう方、そしてそんな働く妊婦さんを持つ旦那様にも、参考になれば幸いです!

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと① 通勤経路や会社の時差出勤制度を徹底的にリサーチする

 妊娠前の通勤経路や時間帯では、どうしてもすし詰めの電車を避けられない! という人。

席の前まですらたどり着けないとなると、これは席を譲ってもらう以前の問題です。

 

お腹の赤ちゃんを守るため、かつ周りの乗客に迷惑をかけないためです。

絶対にそのままの通勤を続けるのはやめましょう!

 

遠回りになっても電車を乗り継いで、少しでも混雑を避けたり、座れる時間が長い経路を研究します。

もちろん、会社に時差出勤制度がある方は、そちらも利用を検討しましょう。

会社との交渉にあたっては、「母性健康管理指導事項連絡カード」を有効活用しましょう。

かかりつけの産科医に書いてもらい、職場に提出します。

www.bosei-navi.mhlw.go.jp

私の場合、第一子の妊娠のときはフレックス&各停電車の利用で乗り切りました。

(それでも座れる状況ではありませんでしたが)

 

第二子の妊娠時(今回)は、会社や自分の引っ越しでがらりと経路が変わり、

「山手線内回りの池袋始発」を使うことができるようになったため、

毎日こちらを利用していました。

ただし、朝7時台のダイヤしかないので、5時起き、4時半起きをしなければなりませんでしたけどね。

 

妊婦は眠いです。動悸も苦しいです。人ひとり体の中で育てる母体の消耗たるや、半端なものではありません。

しかし、会社員をしている以上、そんな甘えたことは言っていられないのです。

電車で座るためには、眠くても5時起きくらいの覚悟は必要です。

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと② 普段より通勤時間が1.5倍かかっても 当たり前と心得る

上記に関連しますが、通勤時間は確実に伸びることになります。

途中下車もせずスムーズに会社へ到着した場合でも、経路が変わっていればその分伸びますが、

考慮しておきたいのは途中で気分が悪くなった時のことです。

 

私は第一子のとき、初期から後期までつわりがずっと続いたため、

途中下車してベンチに寄りかかったり、トイレで吐き戻しては、また乗車する… ということを毎朝1~2回していました。

1時間で済むはずの通勤が、1.5時間、2時間とかかることもめずらしくなかったのです。

 

妊娠中の体調には本当に個人差があるので、すべての人に当てはまるわけではありませんが、

こういうケースもあるよということを知っておいて損はありません。

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと③ マスク、エチケット袋は通勤バッグに常備

つわりがひどい時期は特にですが、においに敏感になっていますので、

満員電車に入り混じるいろいろなにおいは、ダイレクトに妊婦の吐き気を刺激します…。

マスク(脱臭効果のある活性炭マスクなどもお勧め)を装備し、万一の時のためのエチケット袋を常備しておくと、多少気持ちが楽になります。

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと④ 席を譲ってもらうことをそもそも期待しない

働く妊婦は本当に大変です。

大変ですが、その電車に乗り合わせている人たちだって大変なのです。

 

自分がマタニティマークをつけて目の前に立っても、

スマホばかり見たり、寝たふりをしたりする人たちが9割です。

(第一子、第二子妊娠でいろんな通勤電車に乗りましたが、これはどこも変わりません。)

 

そんな人たちを内心冷たいと思うかもしれませんが、

彼らだって始発駅で長蛇の列に並んで、席の争奪戦を勝ち取った人たちなわけです。

そうそう簡単に席を譲るモチベーションなど、持っていません。

 

譲ってほしいと思うなら、自分も折り返し乗車の運賃を払って、始発駅から乗るくらいの覚悟はしなければなりません。

 

途中駅から乗らざるを得ないのであれば、目の前で自分を無視し続ける人に

譲ってほしいと期待するのはやめましょう。

自分の心が傷つくだけです。

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと⑤ もしも譲ってもらえたら、相手のトーンに合わせて礼を尽くす

本当に、たまーにですが、

マタニティマークや大きなお腹に気が付いて、譲ってくださる神のような人もいらっしゃいます。

(だいたい、若いサラリーマン風の方が多かったですね)

 

ものすごくびっくりするのですが、ちゃんとお礼は伝えましょう。

ただし、あまりにも大げさに「申し訳ありません! ありがとうございます!!」

降り際に「ありがとうございました!!」と深々とお辞儀したりするの、ちょっと良くないです。

 

ここは東京の通勤電車ですから、多くの周りの人の目が気になる環境です。

譲ってくださった人は、あくまでもさりげなく気遣いをしたつもり…なのに、

衆目を浴びるような返し方をすると、バツが悪そうな顔をされたりします。

 

なので、あくまでもにこやかに、穏やかに、しっかりと

「すみません。ありがとうございます。助かります」とお礼を伝えるのが効果的みたいです。

 

なんだか偉そうなことを書いていますが、全部自分の失敗談から来ていますので…(苦笑)

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと⑥ 気分が悪くなったら次の駅まで待たずに遠慮なくしゃがみ込む

つり革につかまって立っていると、ふと目の前がチカチカしたり、急に動悸が激しくなったり、吐き気を催したりということは妊娠中なら誰にでもあり得ます。

 

このとき、「あー、来た…。もうすぐ次の駅に着くから、そこで降りて休憩しよう」と考えるのですが、

この「あと1、2分」というのが、実は全然耐えられる時間ではなかったりします。

つわりや脳貧血というのは、思った以上にあっという間に症状が悪化しますので、

恥を捨ててその場ですぐさましゃがみ込むことです。

 

あとちょっと…と無理して立っていると、気が付いたらその場に倒れているなんてことになりかねません。

そうしたら、自分のせいで「気分の悪いお客様救護のため…」というアナウンスが流れ、ダイヤが乱れ、大勢の乗客に影響が出て、

周りにとってはしゃがみ込まれるよりもずっと迷惑です。

 

経験上、頭を下げてしゃがみ込んでいると、不思議と少しずつ楽になってくることが多かったです。

周りはびっくりして「大丈夫? 座りますか?」となったりするのですが、

そこでご厚意に甘えるか、次の駅で降りて休憩するかは、残りの乗車時間等を鑑みて判断しましょう。

 

また、こういったケースも想定して、マタニティマークは通勤バッグにつけておくのがいいと思います。

昨今、マタニティマークに関してはいろいろな賛否がありますが、つけておくことのメリットのほうが大きいと感じます。

 

ちなみに私の場合、朝ご飯を食べてから電車に乗ると、必ずと言っていいほど車内で脳貧血を起こしていたので、

朝は野菜ジュースだけにして電車に乗り、最寄り駅や会社についてから朝食を取るようにしていました。

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと⑦ 会社の休憩室の利用方法を把握しておく

会社に無事たどり着いたとしても、そこで既に体力を使い果たしているケースもままあります。

どこの会社にも休憩室はあると思いますので、使い方をチェックしておきましょう。

妊婦の私が都心通勤で気を付けたこと⑧ モチベーションを高めるために毎日の一人プチご褒美を決める

ここまで読んでいただければおわかりかと思いますが、妊婦の都心通勤は、かなーりハードです。

でも、会社に着いても、同僚は当たり前に仕事をしているし、

家に帰っても、旦那さんがねぎらってくれるわけでもありません。

 

SNSなどで妊婦仲間を作って、「今日も一日頑張った!!」とつぶやいて

たくさんほめてもらうのも手ですが、

私は自分で自分をほめることにしました。

スタバに寄って、その日の気分で好きなディカフェを飲むことを日課にしていました。

 

何でもいいです。妊娠9か月までのモチベーションと気力を保つため、ご自分に合ったご褒美を決めてみてください。

都心通勤の妊婦さん、頑張ってください!! でも、無理しすぎは禁物!!

私は幸い、会社を辞めずに済む程度のつわり・体調不良で済んだのですが、

泣く泣く会社を辞めざるを得ない(会社どころか日常生活もままならない)妊婦さんもたくさんいらっしゃると思います。

これは本当に個人差があるので、他の妊婦さんと比べて無理するのだけは絶対にやめましょうね。

 

特に旦那さんに、ここは理解してほしいポイントです。

何よりも守るべきは、妊婦さんとお腹の赤ちゃんの命ですから!

 

そして旦那さんには、普通の体調の人が経験しないような様々な苦労を味わっている

奥さんに、ちょっとでも労いの気持ちを向けてほしいなと思います。

うちは… ぜんぜん期待できないので、セルフご褒美で済ませます(苦笑)

 

そんなわけで、過酷な妊婦通勤を耐え抜いた記録でした。

あー。もう、正直こりごりだ!!